Day 6

8月5日(木)

★朝方、尿路結石の発作のような痛みがあるという夫。

どうか違ってくれ。
コロナ陽性だし救急車が来てくれても診てくれる病院なんてないよ。
いや待て、いつぞやの結石騒ぎの時、座薬をもらってあった。いざとなればこれで対応しよう。
枕元に置いておく。
でもどうか違ってくれ。

★朝
夫37.4℃
わたし 37.3℃

★夫、臭いが薄くなってるという。
ごはんを食べても全部薄味みたいだと言う。
忙しすぎて味見もせず作っちゃってるんでそのせいかもしれない。
わたしも舌に自信がなくなっている。

★夫｢昨日あたりからオシッコが出にくい｣
やはり尿路結石なのか？

そういえば今回の処方薬の中に
副作用で｢尿が出にくくなることがある｣という薬があったような。

朝はその薬も飲んでしまった。

★朝10時過ぎ 病院より昨日の検査結果の電話。
｢残念ながら あなたも陽性でした｣

昨日の鬼先生とは違う別の先生からの電話だった。
夫の尿の出にくいことを伝えたら次からその薬をやめて下さいとのこと。

咳止め・痰の切れをよくする・気管支を広げる・尿路結石を予防する という薬の混合薬のため、ひとつ止めたくても処方された薬の半分を止めることになっちゃうけど
オシッコが出なくなったら困るので止めることとなった。

｢全く尿が出なくなったりしたら連絡してください。あと、やはり咳止めなどの別の薬が必要となったらもう一度連絡ください。｣

はい、わかりました。尿が全く出なくなったら困るな、その時は救急だろうか…と思いながら切ろうとしたら

｢ところで あなたは体調大丈夫なんですか？｣と言われた。
そういえば陽性だったと聞いた時、｢あ、そう｣程度で夫の尿のことしか訊いてなかった。

★わたしも陽性だったと伝えたら
夫はマスオさんみたいに えぇ？！と言ってた。
当たり前だと思う。
逆にこんな濃厚接触してるのに陰性だった方が えぇ？！だよね。

お互い陽性なんだってさ。
これまで着けていたマスクをむしり取り
久しぶりにギュッとハグしあった。
｢目標は、死なない。
もし死んじゃったら2人まとめて死ねるように。
もしどっちかが残ったら骨壷にネコたちの骨も入れて部屋に置いとこう｣

★バイト先へ連絡。
｢陽性となったからには、個人名などの詳細以外、ホームページでの公表がありますのでご了承ください｣
ちょっとショゲた。
一番この職場へ出てこないわたしが感染して ただですら大忙しの人たちを引っ掻き回し、心配させて、ホームページにまで載っちゃう。
あぁ、ショゲた。ごめんなさい。

ＵRさんとLINEグループになっているもうひとりの友人KＹさんにも打ち明ける。
｢夫とわたし、コロナにかかってしまった。｣
ビックリさせてしまったよ。
ごめんね。

KＹさんとは、もしKＹさんの身に万が一何かあった場合はKＹさんのおうちにいるネコちゃんたちを頼む、と言われており、
任せとけ！とあれこれ打ち合わせてある仲なのだけど、
今、万が一がこっちに起きてしまって対応ができないから、
治るまでKＹさん 絶対万が一にならないで！とお知らせしたのであった。

★兄と弟にLINE
｢コロナにかかりました。先日わたしは実家へ立ち寄ってるので、念のため兄や弟は実家へしばらく行かんで。気をつけて過ごして｣
兄がショックを受けていた。
弟が自宅療養についてのニュース動画を送ってきてくれた。

★某店より電話あり。
｢ご注文の品が揃いましたのでご都合のよい時にお受け取りにいらしてください｣

注文したものがダンボール箱3箱以上となってお店に迷惑がかかるため
誤魔化さずに言うしかなかった。
実はコロナにかかってしまってしばらく受け取りに行けない、保管をお願いします。
｢お大事にしてください｣と言ってくれた。
いつもお世話になっている、気の利く優しい店員さんです。

★夫の鼻づまりがひどい。
普段使っているよく効くはずの鼻炎用点鼻薬も全くダメ。
もしかしてハウスダストが悪化させているかも？
と、ハウスダストのひどい寝室では寝ることをやめようということになった。
ベッドごと動かす元気がないので
布団だけをリビングに並べて寝ることにした。

★今日の東京の感染者数は5042人と過去最多となった、というニュースを観る。
あの、末端42の、1番最後の数字の1人が自分なんだな。

ちなみにこの日のうちの82%だかがデルタ株だという記事も何かで読んだ。
夫やわたしがかかったのもデルタ株なのだろうか。

今日も連絡業務ばかりの1日だった。
休む暇がない。
貧乏暇なし
病人暇なし

★わたし、ケロリン飲んで寝る。

★夜
夫37.8℃
わたし 36.8℃