コロナ闘病日記

夫婦でコロナ共倒れとなった2週間の日記

Day 7

8月6日(金)

★朝
夫 37.6℃
わたし 36.8℃

★夫、尿の出にくさで
毎度 1回のトイレに15分くらいこもる。
排尿に体力を奪われている。かわいそうに。

色つきの紙コップしかないので小さい深型紙皿に尿をとってもらうが、肉眼的血尿はない様子。


粉薬をやめて2日目。
昨日より多少 出やすくなったかもしれないとのこと。
もう少し様子をみよう


★ジェル枕や保冷剤をタオルに巻いて使うため、やたらと洗濯物が出る。
タオルが地味に足りないので毎日洗濯せねばならない。
微熱程度だけど 洗濯物干したりがなかなかにしんどくなってきた。
ウンザリする。


★自宅療養についてのニュースを時々観る。
SNSでもその話題、リプ欄には
「五輪に浮かれた東京の人間が自業自得で感染をして医療従事者に迷惑をかけている」、
「感染者はそのまま自宅で死んでくれたら医療は逼迫しない」。
実情や人の気持ちを汲むことなくこう考え発信する人は一定数いる。
詮索や勘ぐりをする人もいる。
いちいち反応して無用に傷つくようなこともないけど、
なるべく自分を含む対象者に向けられた悪態は見たくなくて
こういう記事を極力見ないことにした。
本当のことは自分たちと友人がわかってくれていればいい。



★考えたら何日も風呂に入っていない。
せめて頭だけは洗いたい。久しぶりにシャンプー。

ドライヤーで髪を乾かしていたら うっすら気分が悪くなる。

ケロリン飲んで寝る。


★夕方38.5℃にまで上がっていた。
一体どうしたと言うんだ急に。
一気にしんどくなって参りました。
体が痛い。
ジェル枕を交換するのも億劫に。

夫がスパゲティをあっためて持ってきてくれる。
気分的に「火垂るの墓」。
兄ちゃん… おおきに…


★某所のPCR検査場に予約を入れ検査していたひろしくんと
自治体の検査場で検査をしていたたおさんからからLINE。
「陰性だった」
「俺も陰性だった」

朗報がつづいた!
よかった よかったと皆で言い合う。
心底ホッとした。
奥さんや彼女さん、御家族にも心配をかけちゃったね。
ほんとうによかった。
2人は陰性とわかった上で12日まで仕事を休み、自宅待機となった。




★わたしも嗅覚が少し薄くなってる気がする。
しかし2人ともトマトを食べた時だけやけに
「味が濃い!酸味すごい!」と言う。

夫は食べ物の、しょっぱい、甘い、などはわかるが風味がしないと言う。
たとえば味噌ラーメンならしょっぱいのはわかるが味噌の風味がわからないから、何味のラーメンなのかわからない、という具合。
わたしは 全体的に少し味が薄めになってる気がする、程度。


★夜、保健所からわたし宛に連絡あり。
コロナに特効薬はなく、ご自分の免疫力で治していくしかない、
そのためには高熱で体力を削がれるのはよろしくない、
解熱ならケロリンでなしに、ロキソニンがあれば一番効くので飲んでみてください、とのこと。


直近3日の濃厚接触者の確認。

7月30日に両親と会った時のシチュエーションから、濃厚接触者には当たらないとの判断。

8月1日の職場スタッフさんたちのケースでも濃厚接触とはならない。

保健師さんに必ず訊いておいてくださいと言われているバイト先のわたしの最終出勤日のこと、これも誰一人として濃厚接触者には当たらず。

順調に回復すればわたしの自宅療養期間は11日まで。


ご夫婦で陽性なので隔離などは必要ありません、いつも通りに過ごしてください。とのこと。

「2人とも外に出られませんので、食料支援は必要ですか?
もしかすると送るのに日数がかかってしまうかもしれないですが…」

あればいいなとは思うけど、ネットショッピングもできるし、(実際Amazonで米とか注文したし)
ほんとうに困ってる人のが優先だなと思って辞退した。

パルスオキシメーターの話は何もなかった。
あれば借りたいところだけど 聞くまでもなく足りないのだろう。

「保健所への新規感染者情報が日に200軒くらいあって、手が回らないため
本来なら毎日電話で体調をききますが、自宅療養期間最終日のみの連絡となります。
体調がおかしくなった場合はそちらからお電話ください。」

保健所からの大切なお知らせ(手紙)が届いてるはずだから、ポストを見て欲しいと言われたが、
マンションの下まで取りに出なくては見れないと答えると、
夜中や明け方など、人のいなくなる時間帯にこっそり出て、ポストへ取りに行くように伝えられる。




★両親へ電話。
濃厚接触者ではない旨を伝える。
この間の電話での対応を悪かったと思っていたようで
母が必要な物があれば買い出しに行くと申し出てくれた。
でも今やどこへ行くにも東京はリスクが高いし、食べ物は沢山あるし大丈夫だと断った。

父が相変わらずとても心配していた。
大丈夫だよ、2人とも元気だよと伝えた。(ほんとうは元気ではない)。





★解熱に勧められたロキソニン
どこかにあるかもしれない。
家中の薬箱や薬ポーチを探したら
夫の薬箱から尿路結石をやった時に病院でもらったというロキソプロフェン(ロキソニンジェネリック)が出てきた。

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尿路結石… 何かの伏線なのかい?


ロキソプロフェンを飲んで1時間もしたら
体や後頭部が燃えるように熱くなってきて、あっという間に36.8℃まで下がる。
ロキソプロフェン恐ろしい子…!!



★夫 夜36.8℃