コロナ闘病日記

夫婦でコロナ共倒れとなった2週間の日記

Day 17

8月16日

★朝 夫 まだ右背中が痛む。
35.7℃。
↑久しぶりの35℃台!!
熱は下がったのかな?
と思っていたけど やっぱりちょっとずつ上がり36.8℃。


★某店に荷物の取り置きをお願いしてあったまま10日ほど経ってしまった。
ずっと続いていた雨の止みまに受け取りに行くことにした。
店員さんが「大丈夫でしたか?」と声をかけてくれる。
ありがとうございます、やっとこ受け取りに来られました。

倉庫から出てきた荷物の箱の大きさにおののく。
大きなダンボール箱みっつ。
キャリーカートを持参したが2つまでしか乗りそうにない。
「2回に分けます。また後で取りにきます」と言い残し 2つのダンボール箱を運んで帰る。
キャリーカートに載せてるにも関わらずこんなに重たいとは仕事先に持ってく時どうしたらいいんだ…。
あまりにも重たくて、なんと、キャリーカートの車輪が壊れた…。

真夏とは思えないほど肌寒い日だけど
300mくらいキャリーカートで荷物を運んだだけで滝のような汗をかいて帰ってきた。
そしてめっちゃ疲れた。
玄関にたどり着く前にはゾンビみたいになっていた。
もう一度行かなくちゃいけないのがしんどすぎて少し休んでから行った。
体力が落ちているのも痛感。

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みっつ積むとわたしの肩の高さまであるんだぜ…
これどうやって当日運ぶの…


★保健所ではないが、体調が変わった時や相談ごとがある場合に連絡するというところへ電話。(機関名失念)

これまでの経緯を説明、夫の自宅療養期間は延長されるか?
わたしはまだ濃厚接触者という扱いになるのか?念の為確認。

「療養期間については保健所から折り返し電話します。
奥様は陽性者だったということで、濃厚接触者ではなく、自宅療養が解除された人、もう外出やお買い物なども行って大丈夫です」



★Fクリニック、
月曜日の朝は電話も混んでることだろうと受付開始から時間を置いて連絡してみたけど
その時点でもクリニックの受付はてんやわんやだったらしく

「今、患者さんからの問い合わせの連絡がずっと入りつづけていて、
説明が全く頭に入ってきません!
申し訳ありませんが後で落ち着いてからおかけ直しさせてください。」

ここまで清々しく「お手上げ」と言われたら
あ、じゃ、待ちますから、いいです、いいですからね、
となるね。

どこも、かしこも、コロナに関連する機関はパンクしている。
これが医療崩壊の景色なんだな…。


★電話口で第一声
「コロナ陽性で自宅療養をしていた者ですが、」と言うはずが、
夫、「コロナ」が出てこなくて
「もしもし、えーと……えーと…何だっけ」と慌てる。

わたしも保健師さんと話してる時
「コロナの、」と言うべきところを「ロキソニンの、」と言ってしまいなかなか「コロナ」と出てこなかった。

コロナウィルスが「コロナ」と言わせないようにしているのか。
もう2人とも脳みそまで侵されてるのと違うか。

「もう脳みそビチビチやねん(節子」

しかしコロナの後遺症で認知機能低下とかあるみたいね。
社会復帰までに脳トレとかした方がいいだろう。


★しばらくしてからFクリニックから折り返し電話。

あらためて症状や経緯を説明する。
「14日 自宅療養が解除された数時間後から発熱。
また診察をしてもらって薬をもらいたいが、どのようにしたらいいですか?」

電話診察にしましょう、となった。


★しばらくしてから先生から電話が。
今日は穏やかで、鬼じゃなかった。

「コロナの影響がまだ続いている」と言われる。
前回の尿が出にくくなる薬は抜いて
別の薬に変えるなどしてまた処方してもらえることになった。
その他にも 気管支を拡張して呼吸しやすくするテープや、咳を鎮める漢方薬
背中の痛み用にロキソニンテープなども。

夫は自宅療養解除となったけど、病院ではまだ「コロナ患者」扱い。
そしてわたしも病院では「濃厚接触者」扱い、
なので病院や薬局へ来ても中に入らず、インターホンや電話で来院したことを知らせるようにとのこと。


★保健所的には濃厚接触者でもなく自宅療養期間が解除された人であるわたし、
病院へ行く前には普通にドラッグストアへ寄って食料や衛生用品の買い物をし、
病院へつけば「濃厚接触者」、インターホンでやりとりし、
薬局でも車から降りずにやりとりをする。
この、奇妙な感じ。

薬剤師さん「入院などのお話は一切なかったですか?」
酸素濃度が低かった時入院になるかもと言われたものの大丈夫だったので 今も自宅で療養しています、と答えると
「oh......」と言っていた。
ちょっとした猫のエサくらいの量の薬が出た。
T病院の診察の時もそうだったけど、お財布を取り出すと
「コロナ陽性者は診察や薬は公費になるのでお会計はありません」。



★家に帰り、早速ホクナリンテープを夫の胸に貼ったり漢方薬を飲んだり。
きっとこれから体は楽になっていくばかりだよ。
薬がもらえてよかったね。


★昼 夫 36.8℃

★夫会社より連絡あり今月受けるはずだった健康診断を来月に延期してもらう。
夫が健康診断を受ける日に一緒に受けに行きたいと言っていた同僚も そういうことならと延期を申し出たらしい。
なぜか会社の人々に懐かれる夫。
夫からは特殊な何かが漏れ出てたりするんでしょうか。


★わたしは濃厚接触者ではなく、もう買い物にも堂々と行ける身になっているので
夕方 ユウタくんに連絡し何か必要な物があれば買い出しに行くと伝えると
飲食店経営のご両親、仕入れた食材が業務用冷蔵庫にいっぱいで、
食料はひと家族で消費しきれないほどあるから大丈夫とのこと。
自宅待機明けたら絶対オレ太ってると思う。と言っていた。
毎回すごい量の食事が出てくるらしい。

自宅療養や自宅待機でみんな食料が足りずに困るのかと思ってたけど真逆なお悩み。
申し訳ないが声出して笑った。

コロナにかかってしまったご家族にフルーチェを…と思ったけど
余計な食料を持ち込んだら怒られるかなと思ってやめとくことにした。

陽性のご家族は熱が下がり始めてきたし、ユウタくんやご両親も今のところ症状がないらしい。
保健所からの連絡も来ないし
まだ検査をしていないからほんとうに陰性かどうかもわからないけど、とのこと。


★夜 ハスくんに電話。
コロナにかかったことを報告したら
「えー!ほんとうですか!」と驚いていた。
電話する前に ハスくんは何て言うか予想していた。
シンプルに「えーーーー!!」じゃないかな(わたし
「えー!マジですか!」だと思う(夫

実際には「えー!ほんとうですか!」だったので、夫の予想が当たってたね。
さすが付き合いが長いだけあってさ。