コロナ闘病日記

夫婦でコロナ共倒れとなった2週間の日記

Day 51-57

★3ヶ月置きの乳腺外科通院。

エコー検査が終わって服を着てる間カーテン越しに
「念のための報告なんですが、8月にコロナに感染しました。今はもう治ってます」
と伝えた。
カーテンの向こうから
「ほう。ワクチンは?打ってなかったんですか?」
と先生が。
「はい、予約はしてあったのに直前にかかりました」
という会話をした。

第5波の東京であれだけの感染爆発していりゃもうコロナにかかった人なんてそんな珍しくもない存在だろうし
割とクールな先生なのでそれ以上のことは話さなかった。

次回の日程も「12月○日ですね。丸5年ですのでマンモグラフィです」ということを淡々とカーテン越しに。
いつもはカーテン出てから座って話すけど わたしがちょっと遠慮した。
同じ部屋にいるわけだし これに感染予防的な意味があるかどうかはわからないが。

先生も これからも気をつけてお過ごしください。



★夫 傷病手当金の額が決定。

給与額を日額で割って、その何割を休んでた日数でかける、とか そんな感じの計算だとどこかで読んだような気が。(うろ覚え。)

感じとしては「多くもないが少なくもない、手当が出て助かる」くらいの額でした。

夫は 体調がおかしい?と気づいたのが7月31日、
8月1日は日曜日で病院もお休みだったため、
8月2日の月曜日にPCR検査を受けて
3日にコロナ陽性と診断されたから
8月1-3日の3日間は待機期間としてカウントされず、
4日から22日(←傷病手当金申請証明書に医師が記入してくれた最終の日にち)の19日間分の傷病手当が出るということに決まりましたというハガキが郵送されてきた。
9月21日に振り込まれますよ、ということも書いてあった。
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★仕事に復帰してまもなく夫の膝裏に腫れと痛みが出たものは
病院ではリウマチ由来のものだろうと言われていて
あれから1ヶ月経ち、だいぶよくなった様子。
仕事に行く時にはサポーターをつけて出かけている。

早く完全に治るといいね。



★こないだホムセンで買い物中に低血糖を起こした。
空気を飲んだみたいな異常な空腹を感じるなと思ったら
もう立ってるのもイヤになっちゃって(座りはしなかったが)、
今度は頭や顔や背中にダラダラ大量の冷や汗をかいてきた。

夫も一緒にいたから 車の中にある飴を持ってきてもらって口の中に放り込んで事なきを得た。
飴ひと粒でたちまちよくなるんだよね、不思議だな。

低血糖は昔ごくまれに何度か経験したことがあるけど、
ひと月前にコロナのリハビリで公園を散歩してた時に一度なって、
まだ間もないのにまたこんなことになって、
1人だと危険なこともあるだろうから 飴を常備しておこうと思った。

それより普段からこんなことにならないように、お腹のすいてくる時間帯にガツガツと頑張らないことと、
普段の食事で炭水化物を食べ過ぎているのが原因っぽいから ちょっぴり減らして野菜を先に食べるとか、そういうこと、気をつけよう。

とは言えわたしの性格だからそんなことすぐ忘れる、か、続かないんだ、
でもちょっとだけ頭の隅にでも覚えておこうと思う。ちょっとだけね。


なんかいろいろ言っても、ただのそれだけ!
わたしも夫も元気です。

Day 45-50

バイト先には週2回くらいの頻度でやってくる常連さんがいる。
わたしこの常連さんが苦手。
なぜかというと、クレームしか言わないから。

やって来た時と、帰る前に、わたしの持ち場へやって来て何か言う。
やって来た時に立ち寄らない時もあるけど、帰りには必ず寄って何がしかのクレームをつけて帰っていく。
その時間はだいたい5分。
長ければ10分くらいいる時もある。
ずーっとネチネチネチネチ。


コロナ禍になってからはマスクしてる上にアクリル板越しだからそのクレームが聞き取りにくくて
あちらもこちらもアクリル板に近づいてやり取りしてた。
(アクリル板は下の方が開いていて書類などの受け渡しができるようになっている)

いつぞやなんか夢にまで出てきたんだよ、なぜかわたしの実家の玄関で、対応する母にネチネチネチネチなんか言ってて わたしは逃げるという夢だった。
夢の中なのに相変わらずだったよ。




そして。
先月わたしがコロナにかかった時、このバイト先ではホームページにスタッフのコロナ感染を発表しなくてはならなくて
もちろん名前や詳しい年齢は伏せられるけど
部署やザックリとした年齢(40代)は書かれたわけなんだよな。

で、前述の常連さんというのは毎度ホームページの隅々まで読んでから来るわけ。
何かおかしな所があるとすぐに「こんなことが書いてある」だの「こんなことが書いてない」だの言う。

そしてこのように毎度立ち寄ってゆくからこの部署のスタッフの顔はよく把握してる。
どんなメンバー構成かも。

だからこの常連さんは、ホームページの「○○部署の40代スタッフ 」と読めば
あの部署の40代と言ったらアレとアレとアレ…そしてこの頃見ないのはアレ(わたし)だけだ、なんてすぐにわかるんだろうなと思って なんだかすごくイヤな気分になったりしていた。



そしてこないだ、バイト中にその常連さんが向こうから歩いてくるのが見えた。
ちょっとこっち見たと思った、ら、立ち寄らずに素通りした。

でも絶対帰りには立ち寄る。
「あの人来てるな」とわかっちゃってやけに憂鬱な気持ちになっていたけど、
なんとなんと!!帰りも立ち寄らなかったんだよ!!

あれ!!
もしかしてやっぱりわたしがコロナに感染してたのに気づいて、いつも5分~10分くらいクレームつけてくのに、今日はこの担当がわたしだから立ち寄るの止めたの?!
帰りなんて顔も見ないでスーッと横切って帰っていく姿を見ながらマスクの中でわたしは笑っていた。

ウェーイ!どうしたんだよ!いつもみたいにネチネチやれよ!ウェーイ ウェーイ(来ないとわかれば吹き飛ぶ憂鬱

こないだの投稿とも共通するけど、
感染症拡大防止のためには無用に人に近づいたり、どうしても伝えたかったのか?みたいなことをネチネチ聞かせたり対応させたりなんかしてたらいけないんだからよ、それでいいんじゃないの?
わたしのみならず誰にも近寄らない方があなたのためだよ、ウェーイウェーイ


ということがありましたとさ!


お口直しにカワイーン金魚でも見て。

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Day 43-44

夫が職場の人と同じ作業車に乗り合いで出かけた後
噴霧器でもって車中消毒を念入りにしてたと言っていた。

コロナはもう治っているし、伝染す期間というのももうとっくに過ぎているけど、「でも本当に?」という思いは誰にでもあるだろうよね。
気持ちはよくわかる。

ついこないだまでコロナにかかってた人と同じ車に乗るって、緊張するだろうよね。
どこかに小さく燻っていたウィルスが、何かの拍子に空気中に飛び出すかもしれない。
本当に体の中からウィルスが消滅したかなんて素人にはわからないもんね、色がついてる訳でも光って見える訳でもないしさ。



一方、わたしのバイト先の休憩室のテーブルには衝立が置かれた。

これはわたしが自宅療養期間中にスタッフのWさんとLINEでやりとりしてた時
「昼休憩の時 未だにマスク外してずーっと喋ってる人がいるのはヤバい」という話を切り出し
「これを機にアクリル板的なものを置いて、物理的な感染予防と、あ、そうだ、喋っちゃダメだった、という 視覚的・心理的な抑止力とした方がいいと思う。衝立を設置してください、お願いします」と伝えた。


わたしがコロナ感染し、回復して職場に戻ってきた時 この衝立を見たらショックを受けるかも…と変な気を回して設置したくても言い出せない雰囲気もあるかもしれないから、当の本人のわたしからお願いした。


感染が判明してすぐ体がしんどくなり始める中、思い当たる濃厚接触者を書き出したり・伝えたり・自宅待機をお願いしたり・迷惑をかけている申し訳なさ・感染させていないかという不安…

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誰か1人が陽性だった時、マスクを外して喋っただけでアウト、そこでご飯食べてた人みんなが濃厚接触者になっちゃう。

ほんと、黙食大事。

バイト復帰の日、衝立を見て嬉しかった。
昼休憩中は今もコソッと喋る人はいても 以前のようにずーっと喋ってるのは見なくなった。
食べ終わって席を立つ時も、アルコールでテーブルや椅子を消毒している。
このご時世 ほんとにいいことだと思う。



夫の職場の人の噴霧器で消毒作業も、わたしのバイト先の休憩室の衝立も、
元感染者の夫やわたしからの感染を気をつけるというより、みんなで普段から気をつける意識が高まったと思えばいいと思う。

Day 37-42

★先月末に保健所へ依頼しておいた
三通の「就業制限解除確認通知書」が届いた。

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ちなみにこないだ夫が会社経由で協会けんぽに提出した、
かかりつけ医記載で字が汚すぎて読めない傷病手当申請書には、この就業~中略~通知書は添付しないでいいらしい。

じゃあ この三通はどこで使うんだろうかって話なんだけど
夫の父が加入してくれているという保険でいり用となるかもしれないのでしまって取っておこうと思う。



★夫の膝裏はまだ治らない。
一度整形外科へ行ってみたらいいと思うんだけどね。


★2人とも 体力はほぼ元通り。
働いていても、途端に動けなくなるようなこともなし。
夫の味覚もほぼ元通りらしい。


★わたし、千葉での仕事2回目。
大荷物で出かけてゆく。

スタッフの女性に大丈夫でしたか?どんな感じだったんですか?と訊かれるけど、あれこれありすぎて(だってこのブログ記事の多さよ)、説明するのやんなっちゃうの。
あと、自分がいかに大変だったか みたいなことを延々喋るのは好きではないので
「わたしも夫も大丈夫です・2人とも軽症でした・今はもうすっかり元気です」と答えるようにしている。
この時もそんな風に答えたんだけど、
「そうだったんですね、そしたらある意味 一番理想的なコロナのかかり方だったんですね」と言われた。

「そうですね~」と適当に笑顔でやり過ごす。



高熱を出した日々。
咳の止まらぬ夫。
もしかしたら急変して死ぬかもしれない不安。
職場にかけたご迷惑。
濃厚接触者として友人を自宅待機にさせてしまった申し訳なさ。
体がしんどいのに毎日洗濯しなくてはならない大量のタオル。
夫 低酸素でビクビク・こそこそ隠れながら病院へ行ったあの日。
ちょっと歩いただけで息切れ、めまい、ゲッソリ疲れるリハビリの日々。
それでも「軽症」。

これが理想的だなんてわたし自身は全く思わないけどさ。
ほんとに、たま~にしか会わない人だし そんな説明どうだっていいや、なの。

Day 36

9月4日

★コロナにかかるなんて思いもしてなかった5月頃、
バイト先でスタッフのWさんとカヌレを食べたことがあるか?という話になった。

Wさんはカヌレが好きで、某駅ビルにカヌレ屋さんがあるんだよおいしいんだよと話してたんだけど
流行りの洋菓子に疎いわたしはまだカヌレを食べたことがなくて「へぇ」とか「ほぅ」しか言えないでいた。
「いつか食べてみて」
「うんわかった」などと会話しつつも
でもなかなか洋菓子店には行かないしねぇ…と思いつつ過ごしていた。



時は過ぎて8月コロナにかかり、バイトが丸っと1ヶ月お休みに。
その間WさんとLINEでやり取りした。

「大丈夫?悪化してないかい?」

「大丈夫、まだカヌレ食べてないのに死ぬわけにはいかない」

「復活したらカヌレ買ってあげるから頑張るんだよ」

とか。
バイト先のホームページに 職員がコロナに感染したという情報が載ったことなどを話したりした。


で、昨日久しぶりにバイトでWさんと一緒になったんだけど、顔を合わせるなり

「快気祝いだよ」

と手渡してくれたのが、
あ!!カヌレ!!

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ほんとに買ってきてくれたんだ、ありがとう!



家に持ち帰り夫と半分こして食べた。
ほほう、これがカヌレか~

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洋風のかりんとう饅頭という感じでしょうか。
おいしかったよ。

またこの先カヌレを食べることがあればそのたびに
「コロナの快気祝いでいただいたっけね」
と、Wさんや友人たちからの優しさを思い出して心があったまるんだろうな。



★夫、膝裏はどうだい?と訊くと、膝は大丈夫だが指を怪我したという。
仕事道具に親指を巻き込まれ切ってしまったという。
傷口からウィルスやバイ菌が入りやすいというから、気をつけねばね。
帰ってからキズパワーパッドを貼った。

毎日どこかしら痛いとか怪我したとか言ってる夫であった。

Day 35

Day35

9月3日

★夫もわたしも休み

膝裏の痛みや出っ張りも相変わらずで、
明日からまた仕事で脚に負担がかからないように 近所のドラッグストアでサポーターを買おうということになった。

夫は休ませといて わたしだけ行ったんだけど、なにせ種類が多くてようわからんのじゃ。

薬剤師のおじさんに相談して選んでもらおうと声をかける。

「わたしではなく、夫なんですけど、ガングリオンかベーカー嚢腫かもしれなくて」と説明していたら

「お若いのに大変ですねぇ」と言うので

「いえ、そんなに若いというわけではありません、57歳なので…」

「あっ、僕と同い年だ」

「あっ…ごめんなさい、若くないとか言っちゃいました」

「あっ、いえいえ」

という膝裏と関係ない話で一瞬気まずくなったりしていた。

電話で夫にも商品の説明をするんだけど お互いに様子がわからなくて埒が明かないんで結局夫にも店に来てもらい
いくつか試着して 結局バンテリンから出ているサポーターを買った。
1400円なり。

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明日から つけて仕事行ったらいいよ。


〈 オマケ〉
パッケージのマッチョマン、裸でかわいそうなので夫っぽくなるように服を描いてあげた。

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Day 33-34

9月1日 2日

★何日か前から右膝の裏が痛いという夫。
膝裏にハトの玉子くらいの膨らみがある。
こないだの通院の時にリウマチの状態でそうなっているのかもしれないと言われて帰ってきて様子を見てるけど
一時のひどい痛さは過ぎたものの治る気配がない。
この何日か貼り薬を貼って過ごしている。

ググッてみたら、多分これはベーカー嚢腫というものっぽい。

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リウマチ患者がかかりやすいものでもあるらしい。

ベーカー嚢腫を治すためには、脚の後ろ側のストレッチをするといいらしい。

3週間コロナで自宅療養して、その間リウマチの薬をストップしていたのに 仕事復帰後すぐにゴリゴリ働いたことで、きっと体に負担がかかったんだろうね。

明日はお休み。
ゆっくり過ごそう。


★わたし 朝 36.1℃

コロナで8月は丸っと仕事やバイトを休み、
今日が社会復帰の第1日目だった。
バイト先にはいろいろご迷惑をかけてしまったから
ヘラヘラしないようにご挨拶した。
みんな「元気に戻ってきてくれてよかった」と言ってくれて嬉しかった。


復帰1日目だったから不安だったけど
軽めに脳トレのために昨日からスマホでソート・ウォーターという 色水を注ぐゲームなんかをして脳みそを慣らしておいた。
が、雨で肌寒くてお客さんはちっとも来ず、ものすごく暇な一日だった。
でも業務を思い出しながらやるには これくらいでちょうどよかったかもしれない。
さほど疲れはしなかった。

昼休憩は さすがに雨だったんで外で食べることはやめておいた。
他の人も心配するだろうしね。
休憩室で、何も喋らずごはんをかっこんで済ませた。

今月は仕事もバイトも立て込んでいる。
また感染予防しながら頑張って働こう。