コロナ闘病日記

夫婦でコロナ共倒れとなった2週間の日記

Day 43-44

夫が職場の人と同じ作業車に乗り合いで出かけた後
噴霧器でもって車中消毒を念入りにしてたと言っていた。

コロナはもう治っているし、伝染す期間というのももうとっくに過ぎているけど、「でも本当に?」という思いは誰にでもあるだろうよね。
気持ちはよくわかる。

ついこないだまでコロナにかかってた人と同じ車に乗るって、緊張するだろうよね。
どこかに小さく燻っていたウィルスが、何かの拍子に空気中に飛び出すかもしれない。
本当に体の中からウィルスが消滅したかなんて素人にはわからないもんね、色がついてる訳でも光って見える訳でもないしさ。



一方、わたしのバイト先の休憩室のテーブルには衝立が置かれた。

これはわたしが自宅療養期間中にスタッフのWさんとLINEでやりとりしてた時
「昼休憩の時 未だにマスク外してずーっと喋ってる人がいるのはヤバい」という話を切り出し
「これを機にアクリル板的なものを置いて、物理的な感染予防と、あ、そうだ、喋っちゃダメだった、という 視覚的・心理的な抑止力とした方がいいと思う。衝立を設置してください、お願いします」と伝えた。


わたしがコロナ感染し、回復して職場に戻ってきた時 この衝立を見たらショックを受けるかも…と変な気を回して設置したくても言い出せない雰囲気もあるかもしれないから、当の本人のわたしからお願いした。


感染が判明してすぐ体がしんどくなり始める中、思い当たる濃厚接触者を書き出したり・伝えたり・自宅待機をお願いしたり・迷惑をかけている申し訳なさ・感染させていないかという不安…

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誰か1人が陽性だった時、マスクを外して喋っただけでアウト、そこでご飯食べてた人みんなが濃厚接触者になっちゃう。

ほんと、黙食大事。

バイト復帰の日、衝立を見て嬉しかった。
昼休憩中は今もコソッと喋る人はいても 以前のようにずーっと喋ってるのは見なくなった。
食べ終わって席を立つ時も、アルコールでテーブルや椅子を消毒している。
このご時世 ほんとにいいことだと思う。



夫の職場の人の噴霧器で消毒作業も、わたしのバイト先の休憩室の衝立も、
元感染者の夫やわたしからの感染を気をつけるというより、みんなで普段から気をつける意識が高まったと思えばいいと思う。